さて、少年サッカー界では「夏の全少、冬のバーモント」という体制が定着しつつあり、バーモントカップ単体でもかなり成功している。もちろん、少年サッカーファンというものはほとんど存在せず、少年選手の親御さんは他チームにはあまり興味を持たないため、グラスルーツレベルでは浸透しているとは言いがたい。それでもトップレベルでは大会への認識が高まっており、少しずつJクラブの参加も増え、本気度も高まっているように思う。
面白いもので、フットサルの重要性や価値というものを認めるキッカケになったのは、やはりバーモントカップだった。歴代の優秀選手(ベスト5時代含む)のなかで、Jリーグや日本代表様に入った選手は結構いる。
■バーモントカップ歴代優秀選手から抜粋
第1回 小野 伸二、長谷川 太郎
第2回 我那覇 和樹
第3回 山瀬 功治
第4回 清水 康也
第6回 菅野 孝憲
第7回 川俣 要佑
第9回 弦巻 健人、三原 直樹
第10回 森本 貴幸、平繁 龍一、遊佐 克美、當間 建文
第11回 横竹 翔(高木 駿、比嘉 祐介、征矢 智和)
第12回 斎藤 学、富所 悠
第13回 原口 元気、菊池 大介
第14回 (原口 拓人)
第
今大会が第17回と歴史は浅いものの、ざっと挙げただけでもこのレベル。森本、原口らが代表に選ばれる時代になれば、さらに関心も高まるはずだ。何度も本大会に出場している府ロク出身の中村憲剛や澤穂希も、もちろん経験者。
特筆すべきは、町クラブに所属していた選手が多いことだろう。小野、我那覇、山瀬の代表経験者がその際たるものだし、原口や菊池も町クラブだ。ヴェルディジュニアや広島ジュニアが多いのは仕方ないとしても、歴代優勝チームに代表されるように町クラブでも堂々と相手になる年代なのだ。
逆に言えば、全少以上に「Jクラブの狩猟場」になりうる。個々の特徴が強く出るので、ジュニアユースに引き抜くのに持って来いのオークション会場なのだ。大会会場にいて強く感じたが、Jクラブはもっとスカウティングに来るべき。勧誘をするかどうかは別として、全国のレベルを肌で感じる素晴らしい機会ではないか。
さて、前置きが長くなったが今大会。横でJFAのお偉方が言っていた言葉を借りると、実に「みんなうまい」。体の入れ方、ボールの守り方、パスワークでの打開、トラップする位置などなど。これまでの大会でもそうだったが、トップ選手以外でもめぼしい選手が見付かるほどだ。前回取り上げた選手たちは、覚えていて損はない。というか、各地区のナショナルトレセンU-12で選ばれているので、そのうち全国区にもなるはずだ。
フットサルナビに各賞の受賞者(チーム)が掲載されていたので、引用してみよう。
■各賞受賞者(フットサルナビより抜粋)
優勝&フェアプレー賞:
津ラピドFC(三重県)
準優勝:
神戸ジュニア(兵庫県)
3位:
東京Vジュニア(東京都)/名古屋U-12(愛知県)
<大会ベストプレーヤー賞>
黒川 淳史(埼玉県/江南南SSS)
谷口 友星(東京都/東京Vジュニア)
塚田 士文(山梨県/AS KOFU)
桜井 昴(愛知県/名古屋U-12)
妹尾 直哉(三重県/津ラピドFC)
辻 晋太郎(三重県/津ラピドFC)
矢内 大介(三重県/津ラピドFC)
永島 悠史(京都府/原研ジュニア)
黒石 貴哉(兵庫県/神戸ジュニア)
儀保 幸英(沖縄県/渡慶次FC)
江南南の黒川は5年生での選出だった。決勝トーナメントに進まないチームで選出されたのは、この黒川と塚田(AS KOFU)の2人だし、お見事。カティオーラの選手が選ばれてないのは理解不能だ。
いま気付いたんだけど、前回、名古屋U-12に触れてなかったっすね。びっくり。
改めて触れると、ベストプレーヤーに選ばれた10桜井も良いけど、個人的には11杉原啓太を推したい。
2005年の全少で見た11番の子とすごく似ていて、レジェスにそっくり。自分のパターンを持っていて、流れるような動作からシュートやパスに至る。体の入れ方に難はあるけど、サイド一本で勝負させてほしいな。
※津ラピドはフットサルチームで、セントロ津南はサッカーチームとのことでした。お詫びの上、訂正させていただきます。
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早速訂正させていただきます。
最近フットサルチームが増えてきてますね。夢生もこのチームだったんですかぁ。彼は最初、サッカーは5人でやるものだと思ってたそうですが、そのチームが津ラピドだったんですね。
春になったら歴史と競馬のたびに出かけようと思ってるんですが、近くに寄らしてもらおうかな。面白そう。
塚田君もですか。それは凄い。天狗になって欲しくないのであまり褒めたくはないんですが、やっぱり凄い。AS甲府はバーモント常連なので、来年ぜひ見たいっすね。
…やっぱりパンフレットには学年を書いてほしいナ……。