大規模な山火事というと、アメリカのサンディエゴなどが記憶に新しいが、このときも便乗犯である放火魔が登場した。今回も当然のように登場したが、本来の原因は、オーストラリアで常態化している熱波と旱魃だ。
また、コアラの主食であるユーカリが油分を多く含むことも指摘されている。このため、被害が爆発的に拡大し、その被害地にさらにユーカリが生えることにより、輪を掛けて被害地が拡大するという。
ところで、オーストラリアというと頭にこびりついて離れない話がある。ウサギが砂漠化の原因になっているという話だ。
英国から移住した貴族がつれてきた穴ウサギが天敵のいないオーストラリアで爆発的に増え、植物を根こそぎ食い散らかしているという。
そうして砂漠化を引き起こし、ひいては旱魃によって自滅するというサイクルが戦後からずっと続いているというのだ。政府はウサギの増殖を食い止めるために大陸クラスの長大なフェンスを設置せざるを得なくなった。しかし、そのフェンスも少しずつ食い破られているという。
オーストラリアでは、日本のブラックバスをはるかに上回る深刻な外来種の増殖が起こっているらしい。それも当然だ。完全な離島であり、独自の生態系を誇っていたのだから。
熱波と旱魃によって引き起こされた山火事。実は、ウサギが原因なのかもしれない。



